”Repeat after me."で英語を学ぶ時代はもう古い⁉(後編)

※この記事は後編です。前編をご覧になってない方は「”Repeat after me”で英語を学ぶ時代はもう古い⁉」を閲覧してから見ることをお勧めします。

 

皆さん、前編ぶりですね。

前回は付属CDの発音の罠について触れましたが

後編ではネイティブスピーカーの発音について

触れていこうとおもいます。

 

今回は結論から言っちゃいます。

ネイティブスピーカー=

発音のプロというわけではない

ということです。

 

 

これは私たちが話す日本語にも言えることですが

母国語だからいつの間にか

発音できるようになっていただけ。

 

そのため、

発音の違いに気づくということは出来ても

発音の仕方を教えるのは難しいということです

 

さらに、ALTの先生や英会話塾のネイティブの方は

日本人が話す”カタカナ英語”に慣れているため、

ある程度の発音でこちらの意図を察してくれます。

 

そのため話してる側は自分の英語が通じていると

思ってしまうんですよねw(経験談)

 

こんな話があります。

Aさん(仮名)はとある英会話スクールで

ネイティブの先生の授業を受けていましたが、

 

先生から「その発音ではだめ」

などと何度も指摘をうけ、

先生はAさんの発音を直すために

ひたすらこう言ったそうです。

 

「Repeat after me!!」と。

Aさんは毎週通いましたが毎週同じ指摘をされ

一向に改善しなかったそうです・・。

 

この先生は発音の間違いには気づきましたし、

正しい発音も発することができました。

しかし、正しい発音の仕方を人に

教えるということができなかったのです。

 

英語に限らず言語の発音にはお手本を聞く、

というだけでは上達しません

口の形、舌の置く位置、息の吐き方という

複雑な要素が重なって初めて”音”が出るのです。

 

すなわち、”Repeat after me”だけでは

英語が上達はしないのです。